呪いの城の伯爵 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
ヴィクトリア朝時代のイギリス。勤務先の大英博物館に知らせが届き、カミールは恐怖に凍りついた。愛する養父がカーライル城に捕らわれたのだ。先代の城主夫妻がエジプトで非業の死を遂げて以来、その城には呪いがかかっていると噂されていた。さらに現在の城主は凶暴な性格で、両親は殺されたのだという妄想のもとに世間を恨み、復讐に燃えているらしい。勇気をかき集めて城に赴き、城主の姿をひと目見た瞬間、カミールは奇妙な戦慄を覚えた。獣の顔をかたどった仮面の奥で嘲るような笑みを浮かべ、彼はカミールの手に口づけた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
グレアム,ヘザー
情熱的なロマンスとスリリングなサスペンスの名手として名高い、世界的なベストセラー作家。100冊近い著作は15カ国語に翻訳されている。数々の受賞歴を誇り、雑誌の取材を受けたり、テレビのトークショーに出演したりするなど名実ともに人気を得ている作家である。南フロリダに暮らしている
風音 さやか
長野県生まれ。編集業務に携わりながら翻訳学校に通い、翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ブロークバック・マウンテン (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
ヴェネチア映画祭グランプリ受賞映画原作。
米西部の牧場での二人のカウボーイの運命的な出会い。友情は禁断の愛に変わった。同性愛をテーマに人間の愛の問題を感動的に描く。『港湾ニュース』のアニー・プルーによる映画原作短編。
内容(「BOOK」データベースより)
1963年夏、ワイオミング州ブロークバック・マウンテンで出会ったイニスとジャック。野営しながら羊の移動牧畜の仕事をする間の芽生えた親密さは危険な一線を越えた。4年後、互いに募らせた思いは一気に噴出する。タブーを犯した真率な愛は世間や家族の目を逃れた大自然の奥深くに隠れ家を求める他ない。米西部を背景に同性愛の悲劇を描いた2006年ゴールデングローブ賞4部門受賞映画原作。
ライ麦畑でつかまえて (新書)
出版社/著者からの内容紹介
インチキ野郎は大嫌い! おとなの儀礼的な処世術やまやかしに反発し、虚栄と悪の華に飾られた巨大な人工都市ニューヨークの街を、たったひとりでさまよいつづける16歳の少年の目に映じたものは何か? 病める高度文明社会への辛辣な批判を秘めて若い世代の共感を呼ぶ永遠のベストセラー。
内容(「BOOK」データベースより)
発表から半世紀、いまなお世界中の若者たちの心をとらえつづける名作の名訳。永遠の青春小説。
メイプル・ストリートの家 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
死を間近にした祖父が、林檎の花びらが舞う果樹園で、孫息子に語って聞かせた“指示”とは(「かわいい子馬」)、母親をいじめる邪悪な継父を亡き者にしようとするきょうだいたちがとったとんでもない作戦(表題作)など、子どもを描かせても天下一品の著者の才能が存分に発揮された作品を含む短篇全5篇。著者自身による作品解説付き。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
キング,スティーヴン
1947年、アメリカ、メイン州に生まれる。「IT」「ミザリー」「グリーン・マイル」他、数々の名作を発表、現代最高の物語作家として世界的な声価を誇る巨匠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ラヴクラフトの世界 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
ラヴクラフト・マニアの恋人と共に工事現場の陥没穴に入りこんだダニイが体験した恐怖を描く「闇のプロヴィデンス」。ミスカトニック大学に勤めるスコット・リントン博士が別人のように変わっていく妻の姿に怯える「点を結ぶ」。悪名高い怪事件が今も息づくダニッチを訪れたコーディーリア・ウェイトリイが目撃した惨事を描いた「ダニッチの破滅」など、十五篇を収録。ラヴクラフトが描いた街々を、現代の作家と共に再訪する珠玉の短編集、待望の全訳が登場。
内容(「MARC」データベースより)
ラヴクラフト作品に登場する古きよきニューイングランド一帯の町並みを舞台に、彼の創造した宇宙の様々な古の伝説、不気味な存在、禁断の書物、多彩な住民を配した傑作短編15篇を収録。
高慢と偏見 上 ちくま文庫 お 42-1 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
元気はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが…。ベネット夫人やコリンズ牧師など永遠の喜劇的人物も登場して読者を大いに笑わせ、スリリングな展開で深い感動をよぶ英国恋愛小説の名作。オースティン文学の魅力を満喫できる明快な新訳でおくる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
オースティン,ジェイン
1775‐1817。イギリスの小説家。おもに結婚話を題材とした、平凡な日常生活のドラマを皮肉とユーモアをもって描き、完璧な芸術へ高めたと言われる
中野 康司
1946年神奈川県生まれ。青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
名誉王トレントの決断―魔法の国ザンス〈17〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
ザンスでただひとりのハーピーとコブリンのハーフの娘グローハもそろそろお年頃。理想の結婚相手を見つけようと、よき魔法使いハンフリーを訪ねるが、はっきりした答は得られない。だが、ザンスのもと国王で変身の魔法使いのトレントといっしょに旅をすれば、願いはかなうかも!?すでに百歳近い老人のトレントは、ハンフリーから若返りの霊水をもらって若返り、グローハの探索の旅につきあってくれることになったが…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山田 順子
立教大学社会学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
舞踏会のレッスンへ (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
19世紀末のロンドン。元侯爵令嬢で、言語学者のエドウィーナは、たぐいまれな美貌をもちながら、粗野まるだしの青年、ミックと出会う。珍しい田舎言葉を話し、普通の英語は話せない。そこに居合わせた双子の紳士が、彼女に奇妙な話をもちかけた。「6週間でミックに、上流階級の話し方とマナーを教え、紳士に仕立て上げることができるか?」と。この話を承諾したエドウィーナの自宅で、「紳士教育」が始まる。もちろん、その間、2人は邸で同居。いつしかミックは、エドウィーナを熱い視線で見つめ始める。そして、エドウィーナもミックを…。住む世界があまりにも違いすぎる2人。でも、この恋する心は!6週間後、舞踏会が始まる。ミックは「本当の紳士」になれたのか?RITA賞受賞の、ときめきのヒストリカル。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アイボリー,ジュディス
『舞踏会のレッスンへ』のRITA賞受賞をはじめ、さまざまな賞を受賞、またはファイナリストとなる気鋭のロマンス作家。「ロマンス・リーダー」や「オール・アバウト・ロマンス」のウェブサイトでは「既刊ロマンス小説のトップ100」にもあげられている。数学の学位を持ち、公立小学校やマイアミ大学で教えたり、YMCAなどで執筆のセミナー、地元マイアミのブックフェアなどでの講演も行なっている。フロリダ州マイアミ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝 (単行本(ソフトカバー))
内容(「BOOK」データベースより)
アースシーを鮮やかに照らしだす五つの物語「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」「トンボ」と、詳細な解説を収める番外編。ル=グウィンの構想した世界の全貌が見えてくる一冊。
内容(「MARC」データベースより)
魔法使いゲドの生涯とアースシー世界の光と闇を描く壮大な物語の別巻。アースシーを鮮やかに照らしだす「カワウソ」など5つの物語と、詳細な解説を収める番外編。ル=グウィンの構想した世界の全貌が見えてくる一冊。
Vフォー・ヴェンデッタ (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
第三次世界大戦後、独裁国家と化した近未来の英国―そこは政府が人々の自由を剥奪し管理する世界だった。TV局に勤める普通のOL、イヴィーは外出禁止令を破り自警団に襲われそうになったところを「V」と名乗る仮面の男に救われる。謎の男「V」は裁判所の爆破、TV局の占拠、政府要人の暗殺、主教の断罪と、次々と国家に対して反逆の狼煙を上げる。図らずも正体不明のテロリスト「V」と知り合ったイヴィーは、彼の行動力と知性、カリスマ性に惹かれつつも、過去の怨念にかられたとも思えるその過激さを恐れる。さらに「V」は革命の総仕上げとして、かつて1605年に政府転覆を狙ってガイ・フォークスが企てた“火薬陰謀事件”と同日である11月5日に圧政国家を糾弾するため市民に国会議事堂へ結集するよう呼びかける。そんな中、イヴィーは謎に包まれた「V」の素性を徐々に知るとともに、自分自身についての真実も知るようになる。そして、悲願の11月5日がやって来る―果たして革命は成功するのか?イヴィーの決断は?「V」の命運は?映画本編では描かれなかったビハインド・ストーリーを含む完全小説版。